HAICS研究会では下記の5つを柱として活動しています
下記の講座を開催してCNICのキャリアアップを支援します。
・集中講座
感染管理認定看護師教育課程の修了生を対象とした、教育課程で学習した内容を今一度総復習する講座です。
2005年の開講以来毎年認定試験の一ヶ月前に開講しています。
・キャリアデベロップメント講座
CNICを対象に感染管理のより実践的・専門的な知識や最新情報を提供するものです。
毎年度10月と2月の各2日計4日間の連続講座形式で、幅広い分野の第一人者の先生方から講義をしていただきます。
講師の青木眞先生が壇上から取られたパノラマ写真です
・Meet the Experts
感染対策そのものではないがそれに密接に関連した分野の専門家を招いて専門分野の講義をしていただきます。
年2〜3回全国各地で開催しています。
Meet the Experts in 松山
・海外研修
「オランダICN一日体験ツアー」や「オーストラリア感染対策視察ツアー」など海外の感染対策を学ぶツアーを
企画しています。
ベトナム研修スナップ
高齢化の進展や医療保健福祉体制の再編、介護保険の充実などにより、医療の場は病院から在宅へと大きくシフトしてきています。
重症度の高い患者の在宅でのケアが増え、高度な医療器具を使用するケースが増加し、より専門的なケアが求められるようになってきています。それに伴い、在宅医療においても医療施設同様の感染症のリスクが増大しており、在宅医療における感染対策は重要かつ喫緊の課題となっています。
このような現状を踏まえ、HAICS研究会では在宅医療の主体的な担い手である訪問看護師に対して感染予防の知識や技術を提供する目的で、PICSプロジェクトを展開しています。
このプロジェクトではHAICSの専門家に加え、訪問看護、褥瘡管理、栄養管理、口腔ケアなど在宅ケアで重要な分野の専門家も参画し、職種横断的な活動を実施しています。
PICSでは「訪問看護師のための在宅感染予防テキスト」を発行し、それをもとに全国各地で訪問看護師のための感染予防セミナーを定期的に開催しています。
訪問看護師のための感染対策講習会(2022年3月京都)より
歯科診療では観血的治療が多く、 患者の感染リスクならびに職員の職業感染リスクが潜在しているといわれています。
歯科診療で使用される診療器材には特殊な形状のものや細い管腔のあるものもあり、 器材別の適切な洗浄・消毒・滅菌方法を十分認識して再処理をする必要があります。
このプロジェクトでは、感染管理認定看護師や歯科衛生士によるプロジェクトチームにより歯科診療器材の適切な洗浄・消毒・滅菌方法を示すガイドブックの作成を手がかりに、研修会の開催などにより歯科診療での感染対策の普及を図り、
患者ならびに歯科診療従事者の感染予防に貢献することを目指します。
眼科の診療と看護では、患者の粘膜に直接コンタクトをする機会が多く、また使用する医療器具の構造が複雑で微細なものが多いことなどから、感染リスクが大きい分野とされています。
一方、眼科医療の従事者に対する適切な感染対策の情報提供や啓蒙はまだまだ不十分なところがあります。
このような現状を踏まえHAICS研究会では日本視機能看護学会(大音清香理事長)と共同で眼科における感染対策を検討し普及するIPECプロジェクトを開始しました。
感染対策の専門家だけではなく眼科領域の専門家にも参画していただき、ワーキンググループを組織して活動しています。
このプロジェクトでは「眼科診療と看護における感染対策マニュアル」を作成し、それを用いた「眼科診療と看護における感染対策」講習会を開催しています。